月山音楽学園に通う、“真名井響也”は悩んでいた。
一体何のためにヴァイオリンを弾き続けているのか分からないまま、響也は、ヴァイオリンを弾くことへの楽しみを見失ってしまう。
彼を慕い、同じ学園に通う幼馴染の“鵜瀬麻由子”や、親友でお調子者の“轟仗助”、ライバル心むき出しでいつも突っかかってくる可愛い後輩“渾神紫”に囲まれて、色々と思い悩みながらも、楽しい日々を過ごしていた。
肌寒くなってきた初秋のある日。
響也の寮の隣の部屋に天使の声を持つ歌姫“恵利原歌乃” が引っ越してくる。
彼女との出会いをきっかけに、忘れかけていた音楽の楽しみを少しずつ思い出していく──。
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