「母さんと俺は二人暮らし…。
この小さなアパートは、それまで、俺にとって最高の我が家だった…」――自分の留守中に限って遊びに来ている親友の“まさる”と、あまりにもさりげなさすぎる母の態度は、精液に汚れた母の下着を偶然見つけた時から“浩一”の不信感をより増していった。
そして――「合宿へ行く」と偽って押し入れの奧に隠れた浩一の目に映った光景は、抱いた不信感が誤りでなかった事を裏付けるものであった。
居丈高に振る舞うまさるに、一匹の牝と化した母が、両の瞳を潤わせながらすがりつき、痴態の限りを繰り広げる。
いつ終わるともしれない二人の狂宴を、浩一は、ただただ魂を奪われたかのように見つめていた……。

主人公“和也”は、アダルトサイトで自分と同年代の男とセックスで乱れる女性に目を止める……それは、和也の母親によく似ていた。
そのサイトに掲載されている「調教旅行」の日程と、母親の懇親旅行の日程が重なっていることが、和也の心をかき乱す。
単なる偶然だと自分に言い聞かせるためにも、和也は自らその「調教旅行」に参加する……。
目隠しをして待ち受けていたのは、“M江”と名乗る女性。
若い男数人とのプレイに身悶えるM江。
果たして、その素顔は……？

みつけてしまったのだ……。
とあるアダルトサイトに映る女性。
目線こそ入っているものの、それは和也の母親とうりふたつだった。
最近、母親の行動に不審なところがあったため、疑念は大きく膨らみ、あらぬ妄想まで拡大していった。
そして、サイト上で“飼い主”と呼ばれる中年男に調教されていく……母親によく似た女性。
その姿に、和也は抑えきれない興奮を覚えてはじめていた……。