“高里美樹也”弱気な性格が災いし、母“由梨絵”と妹“琴美”からほぼ奴隷状態で扱われている。
ある日のこと――。
差出人不明の手紙が“美樹也”の元に届く。
それは死去したはずの“父親”からだった。
突然の知らせに驚いた。
そして内容にも…父親は『催眠能力』という超能力を持っていた。
その能力が発動するたびに、苦悩し、引っ越しを繰り返すしかなく……。
その重圧に耐え切れなくなった母“由梨絵”。
離婚に至ったのは、すべて自分のせいであると…。
そして“美樹也”にもその能力が備わっており、その気になれば能力を発動できる。
もしつらい思いをしているなら、一緒に暮らさないか?と書かれていた。
全てを知った“美樹也”は、半信半疑だったが、動物相手に試し、自分にも催眠能力がある事を確信する。
そして、日々鍛錬を続け、完全に能力を目覚めさせる事に成功する。
能力が目覚めた“美樹也”。
次のターゲットは当然……





