主人公・藤本恭介はごく普通の学生だった。
そう。
早くに母を亡くし、父の手にて育てられたという点を除いて。
そのことで、いじめを受けることとなった恭介は、次第にネット世界に憩いを求めるようになる。
その状況は、父が再婚し、新しい母と妹が出来ても変わらなかった。
そんなある日、ネット仲間とのチャット中に「催眠術」の話題で仲間たちが盛り上がり始める。
なんでも仲間の1人が妹に催眠術をかけてしまったらしい。
最初は胡散臭げに眺めていた恭介だったが、恭介自身のひょんな書き込みから事態はあらぬ方向へ……。





