「日坂クリニック」――お嬢さまが集う「鳳(おおとり)女学園」の中で、唯一男性の教員が詰める場所。
そこが、主人公の勤務するカウンセリングルームである。
彼は、今日もまた、悩める女子学生をのんびりと待っている。
そんなふうにスクールカウンセラーとして勤めていた主人公は、ある時、ひとりの少女と出会う。
大怪我をして倒れていた彼女の名は、“梓音”。
梓音は告げる――「あなたの命はあと1週間」。
助かるためには、誰かを被験者にして治験を行い、梓音の持っていた試験薬を改良し、完成した薬を飲まなければならないという。
カウンセリングを受けにきた学園の女子学生に対し、治験を行うかどうかの選択を迫られる主人公。
生き残るため、女子学生を被験者にしてはずかしめるか。
それともカウンセリングに専念し、女子学生を助けて自分が死ぬか――?





